肥満体は危険!変形性膝関節症が起こるメカニズムを知ろう

膝が痛い時は要注意!女性に多い変形性膝関節症とその症状

肥満の弊害・変形性膝関節症が起こるメカニズム

膝

変形性膝関節症が引き起こされる原因は、加齢によるものだけではありません。ときに肥満によって体重を支え切れなくなり、膝に負担がかかって発症してしまうこともあるのです。肥満と変形性関節症の関係性や対処法などについて詳しく見ていきます。

肥満によって変形性膝関節症が起こる理由

歳を重ねると引き起こされやすい変形性関節症は、肥満によっても起こる可能性が高くなります。変形性膝関節症は、膝の軟骨や半月板が損傷したり摩耗したりする疾患ですが、肥満状態では膝に負担がかかり、軟骨や半月板が傷つきやすくなるのです。歩くときや階段を昇り降りするとき、膝には体重の数倍もの力がかかっているといわれます。そのため、太っていればいるほど膝にかかる負担が大きくなるのです。さらに肥満状態では運動もあまりしない傾向にあるため、筋肉が衰えて膝を守ることができなくなっています。そうなると、さらに発症の確率が高くなってしまうわけです。

膝にかかる体重負荷

例えば、日常生活において60kgの人と80kgの人では、膝にかかる負荷が異なります。何もせずに立っているだけでも60kgの人にかかる膝の負荷は30kg程度であるのに対し、80kgの人では40kg程度と10kgの差があります。階段の昇り降りになると60kgの人では150kgくらい膝に負荷がかかり、80kgの人では200kg程度にも及ぶのです。こうした数値を見ると、体重が多い人の方がいかに膝に負荷をかけているかがわかります。体重がわずかに増えただけでも、変形性膝関節症のリスクは少しずつ近づいているのです。

適正体重にするためにBMI数値をチェック

体重を適正に保つことによって、変形性膝関節症のリスクを軽減させることができます。そのためには、BMI値を産出して自分の肥満度を測りましょう。BMI値は、体重÷身長÷身長という計算式で算出されます。例えば体重70kg、身長180cm(1.8m)だったとしたら、70kg÷1.8m÷1.8m=21.60…となり、標準の範囲内です。ちなみに、BMI値が25~30の間の場合は肥満となり、30を超えると高度肥満という度合いに振り分けられます。一度自分の身長と体重でBMI値を算出し、肥満度を確認しましょう。

関節を強くして肥満を予防するヒント

肥満による変形性膝関節症を防ぐためには、関節を強くすることに加えて、肥満を予防することが求められます。関節の形成を助けるサプリメントを摂取したり、軽い運動で関節を鍛えたりなど、関節を強くすることで活動的になれば、肥満の予防にもつながります。

関節を強くするサプリメント選びのコツ

関節を強くして変形性膝関節症を予防するには、サプリメントの摂取が有効です。関節は軟骨をはじめとして靭帯や腱といった組織から形成されています。これらを総称して結合組織と呼びますが、この結合組織を強くするサプリメントを摂取することで、負荷に耐えられる強い関節になるのです。ポイントは、関節の結合組織を形成している成分を効率よく摂取することです。

コラーゲン
コラーゲンは、関節の結合組織を形成する成分のひとつです。マウスを使った実験では、コラーゲンを与えたマウスはより軟骨細胞が多くなったという報告がなされています。また、実際に変形性膝関節症の人がコラーゲンを摂取すると、症状が軽減したという結果も出ています。コラーゲンは軟骨の摩耗や変形を防ぎ、変形性膝関節症を改善する効果が期待できるのです。
グルコサミン
グルコサミンはアミノ酸とブドウ糖が結合したものであり、軟骨を形成する物質・プロテオグリカンを作り出すのに不可欠な成分です。グルコサミンの働きによって、軟骨は常に健康な状態を保つことができるのです。グルコサミンを摂取することで損傷した軟骨の形成を助け、さらに強い軟骨を作ることで変形性膝関節症の改善につながるといわれています。
コンドロイチン
コンドロイチンもプロテオグリカンを形成するのに必要な成分であり、グルコサミンによって生成されます。コンドロイチンは粘性のあるムコ多糖類の一種で、軟骨が滑らかに動く働きに一役買っているのです。軟骨を構成する成分のおよそ3割をコンドロイチンが占めています。これを摂取すれば関節の動きが楽になり、変形性膝関節症の症状の軽減につながるでしょう。
カルシウム
骨を形成するミネラルとしてなじみの深いカルシウムも、変形性膝関節症を予防するために重要な役割を果たします。カルシウムは食べ物から摂取すると骨に蓄えられ、骨の強化だけではなく筋肉の働きをコントロールしたり神経伝達の役割を果たしたりなど、さまざまに役立っています。カルシウムをきちんと摂取することで骨が強くなり、関節の強化にもつながるのです。

女性も簡単にできる!変形性膝関節症の予防法

自宅でも簡単にできるトレーニング方法で、変形性膝関節症を予防することができます。どれもテレビを見ながらでもできるものですから、気軽に実践してみましょう。関節を強くして症状を軽減できるトレーニングの方法について紹介していきます。

膝のお皿ストレッチ
足を伸ばして座り、膝のお皿を前後と左右、斜めにそれぞれ5秒程度動かします。この動きで痛みを感じるところがあれば、筋肉が固まっているサインですから、親指で押してほぐすようにします。これを毎朝・毎晩だいたい3分ずつ行うと、変形性膝関節症の痛みが軽減できるのです。
脚あげトレーニング
仰向けに寝転んで、膝の片側を立てた状態にします。伸ばしている足を床からゆっくり上げ、10cm程度上げたところで5秒キープします。これを片足20回行い、次に逆の足も同様の運動をします。慣れてきたら足首に重りをつけて、さらに関節を鍛えていくのがおすすめです。
アキレス腱とふくらはぎをストレッチ
まず、壁に手をついて足を前後に軽く開きます。手すりがあればつかまって同じ姿勢を取ります。後ろ足のかかとをつけたまま腰を落として10秒間キープします。そして今度は後ろ足から背中がまっすぐになるように伸ばして10秒間キープしましょう。これを数回繰り返した後、逆の足も同じように伸ばしていきます。
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